子育てにやる気が出ないので何とかしたいです。

生後3か月の子どもがいます。
妊娠中は、働きながら生まれてくる赤ちゃんのための環境を整えたり、食べるものに気をつけたり、とても幸せな気持ちで過ごしていました。
もちろん産後も、体は辛かったですが無事に生まれてきてくれた喜びばかりで頑張ることができていました。
しかし、毎日毎日授乳やおむつ替え、家事をしていると、単調な作業のように思えてきて辛いです。
当たり前ですが赤ちゃんは喋らないですし、夫も帰りが遅いので、丸一日黙って過ごすこともあります。
よく赤ちゃんに接する時は声をかけたり微笑みかけたりしましょう、と言われますが、反応もないのに声をかけるのがしんどくなって、淡々とお世話をすることが増えました。
これでは子どもの成長にも良くないですよね?
育休が終わるまであと半年以上あることがすごく遠く感じていて、働きたいと思ってしまう自分は酷い親だと思います。
子どもは可愛いのに、子どもとの毎日がしんどいだなんて、いったいどうしたら良いのでしょうか。
実家は双方とも頼れません。
夫は仕事が忙しく過労気味です。
子育てにやる気を出す方法を教えてください!!
子育てにやる気を出すには段階があります。

子育てにやる気を出すには、まずはあやママさんご自身が元気になることが一番です。
しかし現在はとても疲れていて、ご実家へ頼ることもできず苦しい状態なんですね。
まずは、お住まいの自治体に相談し、子育てのサポートを受けられるようにすることと、あやママさんが一人で過ごすことができる時間を確保することです。
子育てをしているとどうしても自分のことを後回しにしてしまいがち。
育休中であることを利用し、趣味の時間を持ってご自身のことも大切にしていただきたいです。
給与や感謝がもらえるお仕事とは違い、赤ちゃんのお世話は達成感を抱くことが少ないかもしれませんので、なおさら、セルフケアは重要になります。
もし、あやママさんの体の回復が良ければ、日中に外へ出てみませんか?
日の光を浴びると精神的ストレスが和らぎますし、赤ちゃんも一緒に外気浴をすることで赤ちゃんのビタミンD欠乏症を予防することができます。
自治体が運営している子育て支援の広場に行くと、いろいろな情報が得られるでしょう。
同じくらいの月齢の親子と出会う機会もあるので、視野が広がるかもしれませんよ。
子育てにやる気を出すには?
子育ては月齢や年齢に関係なく、思い通りにいかないことが一日に何度もあります。
かと言って、「子育てはみんなやってることなのに、面倒くさいだなんて思う自分は親失格」と自分を追い詰めるのは止めておきましょう。
まずは自分のための休息を取ろう
勉強や仕事を効率良く頑張るには休息が必要です。
子育てだけ休息がなくてもできる、ということはあり得ません。
むしろ、子育てを頑張る時こそ休息を取らなければ、子どもの命に関わるのです。
”子育てには休みがないのは当たり前”
こういった根性論は自分を励ますパワーにもなりますが、疲れきっている時だと逆効果。
心を病んでしまう前に、周りの人や自治体のサポートを受ける必要があります。
自分の頑張りを自分で認めよう
向上心の高い人ほど、自分が子育てを頑張っていることを認めにくいかもしれませんね。
今日も子どもが健康に生きている、素晴らしいことではありませんか。
自分一人じゃうまくできない場合は、同じ立場にいる人と共有することがおすすめです。
たとえば、「ママをやめてもいいですか!?」という映画では、子育てで言いづらいようなことを代弁してくれています。
愚痴を言いながら肯定的な言葉も使おう
子育てを楽しもう!という感じで自分に言い聞かせるのも一つの手段です。
子育てのストレスや疲れによる愚痴も、前向きな発言も、両方言いましょう。
子どもの近くで前向きな発言を増やせば、良いお手本にもなります。
自分の気持ちを言語化することが上手になると「キレにくい」人格になるそうです。
自分にプチギフトを贈ろう
子育てをしていると褒められる機会があまりありません。
子どもの成長こそが子育ての報酬!と言われればその通りですが、それで心に余裕をなくしてしまうといけません。
育てる側のメンタルは子どもの成長に影響を与えますので、子どもや家族のためだけでなく、自分のためのお買い物もしてくださいね。
子どもが生まれたばかりの写真を見る
子どもが生まれた時の感動は、何年か経つと毎日の忙しさから、色あせてしまいます。
子育ての意欲が低下していても、生まれた頃や乳児期の頃の可愛い我が子の写真には癒されますよ。
子育てでは、子どもが大きくなるにつれ写真を撮る回数が減っていくので、振り返りができるようにいっぱい撮っておきましょう。
子どもへの期待を考え直す
たとえば、子どもを夜ぐっすり寝かせるため昼間なんとか外気浴を頑張ったのに「期待通りに寝てくれなかった」とガッカリした人は多いのでは。
期待をした分、その通りにならなかった時のダメージは大きいものです。
少し大きくなると“このくらいはすぐできるはず!”と期待することが増えます。
できるはず!と思うより、子どもが行動をおこした時に大喜びをするようにしましょう。
子どもの頑張りにリアクションをすることで、子ども側のやる気も上がります。
外へ出たり体を動かしたりする
体力があれば、なるべく外へ出る機会を増やしましょう。
太陽の光に当たると脳の中ではセロトニンというものが出てきます。
セロトニンは神経伝達物質で、ストレスを和らげる効果があるので、外気浴をするのはとても良いことなのです。
また、体を動かすことで気持ちがポジティブになることがあります。
たとえば、ストレッチは子どもと一緒に行うことができますし、子どもが寝た後にヨガをするのも良いですね。
楽しめるような会話をする
子育てによるストレスを解消するには、人に話を聞いてもらうことも効果的です。
共感してくれる相手に話をするのがポイント。
家事を減らす
子どものお世話はカンタンなものではありません。
子どもが生まれる前の通りの家事ができなくても当然。
向上心の高い人ほど、家事が上手くすすまないことに対して耐えられない傾向があります。
家の中が散らかっていても、手作りの食事が出せないことが続いても、意識的に気にしないようにしましょう。
完璧を目指せば目指すほどストレスは増し、子育てのやる気も低下するので、自分へのハードルを下げてください。
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食事作りを休みながらきちんと栄養補給
なぜ子育てにやる気がなくなるのか
妊娠中や出産当時は、幸せな気持ちもあったのにどうしてでしょうか。
最も考えられる原因は女性ホルモンの大きな変化により、脳がストレスに耐えられなくなるから。
「もっと頑張らなきゃ」「自分がやらなければいけない」などと思いつめた上で、子育ては理想通りにいかないことが多いため、やる気がなくなってしまうのです。

心身ともに疲れがとれないから
育児疲れを引きずりながら子育てを続けると、物事を良くないように考えて一人で抱え込んでしまう傾向にあります。
自分以外の人に子どもを預けることに抵抗を感じる人もいるでしょう。
しかし、一人になる時間を持ち休息を取ることは、やる気を取り戻すきっかけになりますし、子どもを健全に育てるのにも有効です。
孤独を感じているから
子育ての悩みを共有できる人はいますか?
自分の気持ちを分かってくれる人がいない、と感じてしまうと、子育てへのやる気も損なわれ悪循環になります。
子育ての頑張りが報われないから
子どものことを大切に思うがあまり、自分のことを後回しにして頑張ってしまう人が多いでしょう。
その分、子どもが思う通りに動いてくれないと失望してしまうのです。
乳児期
赤ちゃんの授乳やおむつ替えなどで24時間つきっきりなので、睡眠不足でしんどくても自分がやるしかないと頑張ってしまうのが乳児期。
赤ちゃんのコミュニケーションは泣くことがメインなので、やりがいを感じにくいという人が多いようです。
会話らしい会話がないまま一日が終わることに打ちのめされるケースもあるでしょう。
幼児期
子どもにも個性があり、歩き始める頃になれば夜はグッスリ寝るかというと、そうでないタイプの子もいます。
オムツ外れやお箸の持ち方など成長の具合も子どもによって違うので、何かと悩むことが増えるでしょう。
また、子ども自身の意思表示が強くなる“イヤイヤ期”を迎えることから対応に疲れてしまい、自分の子育てに自信をなくす保護者も多いです。
小学生以降
子育てに疲れるのは小さい時だけではありません。
身のまわりのことができるようになってくるはずの小学生でも、お友達トラブルや生活習慣などで子どもと対立し悩む場合があります。
子育てが落ち着いた、と思えるのはいつだろう?そう思わずにはいられませんね。
子育てのやる気を失わせる言葉に注意
子育てが未経験の人も、子育てをしたはずの人も、いろいろなことを言ってきます。
「子育てはできて当たり前」
「子育て中は子どもが最優先」というような声は、子育てに疲れている人にとったら辛いですね。
頑張っている人に向かって頑張れ!!と言っているようなもので、そんなことは本人が一番分かっていることです。
ほかにも、
「もっと保護者がしっかりしなければ」
「昔の子育てはもっと大変だった」と言われて子育てにネガティブな気持ちになった人もいます。
子どもを守るには、保護者を労わることも重要だということが広く知れ渡って欲しいものです。

名犬アンサーは子育てで落ち込んでいる時に「子育てを楽しもうよ」と言われても楽しめませんでした。
子育てにやる気を持ったきっかけは、コーチングの資格取得。
楽しもうという姿勢を心がけることで、子どもは能動的に成長できて自立につながることに気がつきました。
子育て経験者で昔の子育ての方が大変だった!!と言う人は、ぶつける相手が違うのでは?とつねづね思います。
子育てに協力的ではなかったパートナーや当時の社会に対しての不満のような気がすると、切ないです。
現代の若い子育て世代を見ると羨ましく感じるのかもしれませんね。
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