子どもと手持ち花火で遊ぶには?何歳からOK?

2歳の娘がいるパパです。
娘は歩きだしてからいろいろな遊びができるようになってきました。そろそろ花火で遊ぶことができるんじゃないかと思い家庭用の花火セットを買おうとしたら、妻に“まだ早い”と言われました。確かに火を扱うので危ないですよね。けど、親がいっしょにやれば大丈夫なのでは?今は満足におでかけもできないしイベントもなく、まさに花火大会も中止ですから、自分たちで楽しめることをやりたいです。
おうち時間が増えて室内遊びもいいんですが、やはり外遊びの体験は大切だと思います。特に夏の間は猛暑で日中は外出しにくいということもあり、夜に外へ出て遊ばせてやると良い刺激になるのでは。小さい子どもでも花火で遊べる工夫があれば知りたいです。子どもが自分で花火を持てるようになるのは何歳からなのかも教えてください。
楽しみながらもまずは火の怖さついて教えましょう!

小さい子どもでも保護者がいっしょに安全を心がけていれば、手持ち花火で遊ぶことができます。まだ歩けない赤ちゃんの場合、保護者が手持ち花火をやっているのを見せるだけでも良いですね。ただし、万が一やけどを負って嫌な思い出になってしまったら残念。楽しい時間を過ごすには安全であることが必須なので、以下のポイントをおさえておきましょう。
子どもが手持ち花火を自分で持てるには?
手持ち花火は1歳や2歳で持てる子もいれば、3歳4歳で持てない子もいます。初めてでも好奇心が強く怖がらない子であっても、手持ち花火は必ず保護者といっしょにやりましょう!
子どもが火の怖さを理解してから
やけどや火事が起きてから後悔をしても遅いので、火の怖さを理解してから楽しむことが大切です。花火を怖がる子どもは火の怖さが分かっていると言えます。子どもが花火を怖がっている場合は保護者が楽しんでいる様子を見せるだけでもじゅうぶんではないでしょうか。火の扱いに気をつけていれば「花火は安全に楽しく遊べるもの」と伝わるでしょう。
子どもが補助なしで歩けて片手で物が持てるようになってから
ケガや事故の防止のためにも、子どもに無理やり花火を持たせるのは控えてください。小さい子どもは、歩けるようになっていても大人の補助が必要な場合は危険です。花火を手に持った状態で急に尻もちをつけば、花火が顔に当たるかもしれません。さらに腕の筋力も未熟なので、花火を持たせてもいきなり手を放し足の甲に落としてしまう場合があります。
子どもとの花火遊びでまず注意したいのは?
子どもの安全は大切ですが、花火をすることで周囲への迷惑になっていないかも考えましょう。花火は煙だけでなく音も出ますし、親子のはしゃぐ声も近所迷惑になります。
花火をする場所
子どもと花火を楽しみたいだけだったのに嫌な思いをしてしまった、ということがないように場所選びは重要です。花火を楽しめる場所がますます減らないように、ルールとマナーを守りトラブルを避けましょう。
家の庭やマンションなど集合住宅のベランダはNG
たとえ自分の家の敷地内であっても、煙がお隣さんに届き迷惑になります。花火に夢中で大声が出てしまうこともあるでしょう。普段は子育てに寛大だったご近所さんが花火の件で怒鳴り込んできた、というケースをYahoo!ニュースが報じていました。
住宅地にある公園もNG
子どもと花火をする場所に近所の公園を選ぶ人もいるでしょう。小さい子どもだと早く寝かせられるように、近い場所の方が良いのは分かります。しかし、公園だから夜でも騒いで良いわけじゃないですし、花火による煙が公園から一番近いお宅に入ってしまいます。
木や枯れ葉など、燃えやすい物があると花火の火がうつる可能性もあり危険です。
たとえ広い公園でもNGな場合がある
見た目花火ができそうな場所でもルールがあれば従いましょう。みんなで嫌な思いをしないように、事前に花火ができるスポットを検索しておくと良いですね。
条例のある地域では特に注意
例えば、神奈川県や兵庫県の一部の市、鴨川等は条例があります。条例に従わず花火をした場合は違反となるので、警察と関わることに…。
しかし都市部だけの話ではありません。検索すると、人口3万人ほどでも花火についての条例が存在する自治体もあり、“田舎だから花火くらいどこでやっても大丈夫”ではないのでご注意ください。一度お住まいの地域について調べてみることをおすすめします。
現段階では条例のない自治体であっても今後定められるかもしれません。周りの人々に迷惑をかければかけるほど、花火禁止の場所が増えることになるので注意しましょう。
花火をする時間帯
いくら場所が住宅街から離れていようと、深夜は特に音が響きやすいので遅すぎる時間帯はNGです。子どもの生活リズムにも悪影響なので20時までには終了しましょう。
花火をする時の天気
強風の時は、ろうそくの火も消えやすく倒れやすかったり、火の粉が思わぬ方へ飛んでしまったりするので避けましょう。
花火を買う際は「SFマーク」
安全な商品を選び、道具を正しく使うことで事故は防ぐことができるでしょう。「SFマーク」のついた商品であれば、公益社団法人日本煙火協会の安全基準検査に合格した証なので安全です。品質の悪い花火だと、異常燃焼などで事故の危険があります。以下の商品は検査に合格した物で、便利な点火グッズもついているのでおすすめですよ。
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花火に火をつける時
点火用のロウソクや線香を使うと安全です。中には炭火で点火しようとして火花が散り、足の甲をやけどした例があります。
花火は子どもだけでやらない!
子どもたちは楽しくなってくると、大人が思いつかないような行動をとることがあります。特にパラシュート花火など遠くへ飛んで行く花火は、建物や木、電線などに向けると大変危険です。
子どもは遊びに夢中になると、場が盛り上がりついつい危険な行為をしがち。落ちている枯れ葉に火を向けて燃やそうとするなど、好奇心で危ない遊びをしてしまうことがあるので大人が同行しましょう。
花火によるやけど(火傷)
花火は子どものやけどの原因トップ5にも入っています。一度に複数の花火に火をつけたり、人や物に向けたりするとやけどの原因になるので止めましょう。花火による子どものやけどが多い場所を以下に紹介します。
手
花火の真ん中を持ってしまったり火をつける時に近づきすぎたりと、やけどのしやすい場所です。一つしかないろうそくに、何人かで花火に火をつける時も当たりがち。火のついた花火を持っている時は自分の周囲への注意力が落ちているので、動きまわれば人や物にぶつかりやすくなるので注意が必要です。
もちろん、火のついた花火を人や物に向けないように教えましょう!
目
花火に火がついてすぐ消えてしまった時は、顔を近づけてのぞきこまないようにしましょう。消えたように見えても再び火が勢いづき、目に直撃する可能性があります。
足の甲
子どもが花火をする時は、花火が自分の体から離れる感じで手を伸ばすよう教えてください。もし火のついた花火を下へ向ければ、火花が足の甲に落ちる場合があります。
燃えやすい素材やフリルなどひらひらした服
ひらひらしていたり化学繊維素材であったり、火のつきやすい服装は避けましょう。ロングスカートに火がうつり一部が焼け焦げ、両手をやけどした例があります。
子どもと手持ち花火で遊ぶための準備は?
手持ち花火は比較的安全に思えても、火花が前に飛んだり後方から火が出たりと事故の例もあります。子どもと花火を楽しめるようにしっかり準備をしましょう。
水入りバケツ
花火の火が終わったら確実に火が消えるように、水入りバケツを用意しましょう。引火した時ややけどした時にすぐ水をかけられるよう、もう一つあると安心ですね。
点火用ロウソク
花火に火をつける時にマッチやライターなどを使用すると、体と花火の距離が近いので危険です。子どもも安心して火がつけられるように、点火用のロウソクを用意しましょう。
ゴミ袋
花火が終わり水につけて完全に消火した後、持ち帰るために必要です。終わった花火をその場に放置して帰ってはいけません。
虫よけ対策グッズ
虫よけスプレーや蚊取り線香を持参し、子どもが花火に集中できるように蚊を遠ざけましょう。
子どもが花火でやけどしたら?
やけどをした部分はなるべく触らず、水や氷で冷やし続けましょう。やけどの部分が白かったり水ぶくれになったりしている場合は病院で診てもらうことをおすすめします。

子どもが手持ち花火を持てるようになるには、火の扱いには注意が必要だと理解しているかどうかと、筋力がついているかどうかが大切ですね。
数年前、私の子どもは花火を怖がっていました。なんとか楽しんでもらいたかったですが当時は2歳ということもあり、私の後ろで隠れて見ているだけでじゅうぶん。娘は小学生になった今、余裕で花火を持てるようになっています!
大きな音に怖がる子どもは多いですよね。花火大会に初めて連れて行き爆音に驚いたことがキッカケで、花火に苦手意識を持つ子どももいるようです。家庭用の手持ち花火が安全で楽しい物だと分かれば、いつか手にすることができますよ。
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