1歳半健診の準備と指差しができるコツを教えてください。

まもなく息子が1歳半健診を受けるので準備をしようと思っています。当日は医師の診察を受けるだけじゃなく、精神的に発達しているかどうかの検査もあると聞きました。
知人の子は1歳半健診で指差しができず要観察と言われたそうです。我が家も試しにやってみると、うちの子もまだ指差しができません。1歳半健診までにできるようになってくれたらと思って練習しているのですが、なかなか思うようにいかず心配です。どうすればできるようになりますか?
ほかにも、1歳半健診に向けて準備することがあれば教えてください。
指差しができないことが心配なら相談が可能です。

1歳半健診は試験ではないので、指差しができなくても問題はありません。できないことに不安がある場合は、医師や保健師に子どもに合ったアドバイスを求めてみましょう。
ただ、指差しができないのではなく、指差しそのものに関心がなかったり、慣れない場所や知らない人が苦手だったり、子ども側にもいろいろです。1歳半健診の時に指差しが上手にできた子どもは「すごい」というよりも、「たまたま指差しするのが好き」「その時に機嫌が良かった」「初めての場所でも平気」といった様子であるとも考えられます。
1歳半になったら指差しができる、というのはあくまで目安なので、練習する必要はありません。ただ、1歳半健診では積み木を使って指先の発達をチェックすることが多いので、今まで積み木をやったことがないという子は、練習ではなく自然な遊びとして積み木を始めると良いでしょう。
1歳半健診での準備は以下にまとめたのでご覧ください。
1歳半健診で準備しておくこと3選
1歳半健診の準備を早めにしておくと、前日に慌てることなくリラックスして向かうことができます。保護者側の気持ちに余裕があれば子どもも落ち着きやすいでしょう。
1.1歳半健診の持ち物を確認しよう
- 健康保険証
- 乳幼児医療費受給者証
- 母子健康手帳
1歳半の記録のページに記入しておくとスムーズに話せることがあります。医師や保健師に聞きたいことがあったら書いておきましょう。 - 1歳半健診で使う問診票
お住まいの市町村から、1歳半健診の日時や場所のお知らせと一緒に届きます。必要事項を事前に記入しておきましょう。当日に書くところもあるので、なくさないように注意してください。 - オムツ
オムツのほかに、おしりふき、使用済みオムツを持ち帰るビニール袋、オムツ替えシートも持参してください。 - 水分
水筒やストローマグなど、子どもに合わせたおでかけ用の水分補給セットがあると安心。ペットボトルに取り付けるだけで飲める便利グッズは、洗い物が少なく済みますね。スポンサーリンク
リンク - 歯ブラシ
虫歯を予防するための歯磨き指導を受ける時に、いつも使っている歯ブラシがあると良いです。新品の歯ブラシがもらえるケースが多いので忘れても困ることはありませんが、その時は新品の歯ブラシをその場で開封して使うことになります。 - 筆記用具
相談の時にあると便利。医師や保健師からのアドバイスを忘れないようにするために役立ちますよ。 - タオルやウェットティッシュ
汗やよだれをふくのに必要です。服を脱いだ状態で順番待ちをすることがあるので、タオルがあると防寒にもなり便利。 - 子どものお気に入り
集団健診の場合、始めての場所で、さらに多くの親子で混雑するケースが多いです。待ち時間が長くなるとぐずる子どももいます。子どもがいつも持っているタオルやぬいぐるみ、オモチャ、絵本などを準備しておきましょう。 - その他
市町村により、上履きや外靴を入れる袋などが必要な場合も。市町村から届いた1歳半健診の案内に書いてあります。
2.相談したいことを記録しておこう
母子手帳にある項目を書くだけでも良いし、子どもの気になる行動があればメモのほかにも動画で撮っておくと伝わりやすいですね。小児科だけでなく、歯科による診察もあり歯みがきの指導も受けられるので、歯みがきの悩みや疑問もすぐ言えるようにまとめておきましょう。
3.日常生活で子どもの遊びを増やそう
普段の暮らしの中で、指先を使うオモチャを取り入れたり、絵本を読む時に指差ししてみたりすることで、子どもの日常がより豊かになります。
1歳半健診をきっかけに遊びの幅が広がると良いですね。ただし、無理にやらせると良いことがないので、もし嫌がったら止めましょう。
なぜ1歳半健診を行うの?行かなくても良い?
子どもの健康を診断するといっても、普段からよく小児科へ行く子どもの場合、わざわざ1歳半健診を受ける意味がないと思う方もいるでしょう。
仕事が忙しい方や、下のきょうだいを妊娠中、出産したばかり、など都合をつけるのが難しい方も多いです。
そうでなくても、市町村から届く1歳半健診の問診票は、ドキっとする質問もあります。自分の子育てに不安があったり、疲れていて行く気力もなかったりするケースでは、1歳半健診を受けないと判断しがち。
1歳半健診は法律で決められている大事な健診
1歳半にもなれば、赤ちゃん時代とは違い幼児へと成長していくため、子育てのポイントが変わる時期。1歳半健診の目的は、子どもの育ちをいろいろな方向から確認し、健康を保てるように子育ての指導をすることです。
母子保健法第 12 条により市町村で行うことが定められているので、満1歳6か月から2歳の誕生日の前日までに受けましょう。
1歳半健診は子育てを評価するものではない
1歳半健診の内容は、身体測定や歯科健診、小児科医による診察、栄養や発達相談、などなど子どもの成長を見るための健診です。いろいろな視点から見てもらい、子どもの可能性を広げるという意味でも、指導を前向きに受けることをおすすめします。
都合がつかない場合は連絡をしましょう
1歳半健診に指定された日時が無理であれば、市町村に相談すると別の日時に受けることができます。行くつもりであっても急な用事ができたり、体調不良になったりした時は日時の変更が可能なので、市町村に連絡をしてください。
1歳半健診での心配ごとや注意点など
1歳半健診では心身の障害や発達の遅れを早く発見する目的もあるので、要観察と言われることがあります。子どもがまだ一人で歩けない、言葉を言わないなどで、不安を抱く保護者もいるでしょう。
その時たまたま機嫌が悪かった、初めての場所や人が苦手、そういった普段とは違う様子で検査をしてひっかかるケースも多いです。
1歳半健診でひっかかるとどうなるのか
様子を見ましょうと言われるだけで終わったり、後日特別な指導をしてもらえたり、市町村によって違うようです。
「まだ1歳半だから、そんなに急がず様子を見たい」、逆に「様子を見るよりも、早く専門機関を紹介してしてほしい」というように、保護者によっても考え方が分かれます。
保健師との相性に注意
1歳半健診は集団で行った場合でも、時間内で保健師と個別に子育て相談ができるところが多いです。
中には、こちらの子育てを否定するかのような言い方をする保健師も。せっかく良い機会だと思って悩みを話したのに落ち込んだ、という残念なケースがあります。そんな場合は、継続的に子育て相談できる場所を紹介してもらいましょう。
子育てで疲れていながらやっとの思いで1歳半健診に行くのですから、こちらの気持ちに寄り添ってくれるような人達との出会いに繋げられたら良いですね。

1歳半健診は緊張するイベントの一つです。私も、自分の子どもが指差しできなかったら…と不安になりました。指差しや積み木は1歳半の発達の目安でしかないんだ、と頭では分かっていても、やはり心配になりますね。
私の実の弟がゆっくり成長するタイプで、小学校に上がっても言葉の理解が難しかったです。1歳半の段階ではスルーし、幼稚園入園を検討し始めたころに気が付きました。両親はかなり悩みましたし、弟は思春期や青年期に荒れましたが大人になった今では自分の趣味を楽しみながら働いています。1歳半の時に発見して早めに療育を受けていたら何か変わっていたかもしれない、と思いましたが、当時は両親が多忙でそのような余裕はなかったのです。
子どものために最善を尽くしたいというのが理想ですが、保護者の心身が不健康だと元も子もありません。家庭内のバランスが取れるよう、外部に助けを求めることも大切です。
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